嫉妬菩薩 42
先日、嫉妬心について書かれた内容を見て、僕の考えを述べてみます。
人間は多少の嫉妬心は向上心に繋がりますが、嫉妬心が昂じて僻み(ひがみ)になるとマイナスな要素が自分に降りかかって、精神状態がネガティブになります。
僕は幼少の頃に父を亡くし、母の実家に移住して祖母と貧乏して育ちました。 小学生の頃は冬になると灯油が買えないので、線路を歩いて石炭輸送の貨物列車が落とす石炭を集めて歩きました。
列車が通る度に眺めているとダイヤや機関車の種類に詳しくなり、学校のクラスで同じく鉄道マニアの医院の息子と仲良くなりました。 彼の家に招かれて大金持ちの鉄筋コンクリート三階建ての豪邸に入るとあまりもの豪華さにカルチャーショックを受けました。 彼の部屋に通され、溢れんばかりの鉄道模型や書物を見せてもらい、震えるほど嫉妬心が湧きました。
イケメン度は僕の方が勝っていましたが、それ以外は全て羨ましくて、帰り道には涙が出ました。 仲良くなればなるほどに、彼の生い立ちが羨ましくて僻みました。
そんな彼は見事に医大に進学し、それぞれ別々な道に進みましたが、大学1年の夏に、その彼がスポーツカーで事故に遭い同乗していた彼女もろとも亡くなりました。
聞いた僕の心はポッカリと穴が空きました。 嫉妬心、僻み、妬み、全て消え去りました。 人間生きててナンボです。 ひとはひと、自分は自分の生き方で充分だ。 そう思うとスッと気持ちが楽になりました。 それ以来、僻まずに生きることを心掛けています。
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