健康法師 17歳 宮崎県
僕の失敗話を聞いてください。いや、読んでくださいと書くべきですね。
僕は高校2年生、野球部に所属して、ちょっとだけ強いチームです。去年の秋、3年生が引退して、僕たちが新人戦に臨める立場になりました。
ある日遠征に行き、(これは公欠になります)から帰った翌日のことです。2時間目は古典の時間でした。前日公欠だった僕をそのS先生が指名しました。
僕の遠征日に、新しい章に入ったので、僕を積極的に参加させたいと思ってくれたのでしょう。
「ではまず〇〇(私の名前)、最初から読みなさい」
と指名しました。
僕は野球部で、大きな声を出すのは得意でしたから、もちろん自信を持って読み始めました。
「とぜんそう!」
すると教室内が一瞬静寂になり、そして大爆笑が起こったのです。もちろん私は何がおこったのか全くわかりません。しばらく笑い声が続きましたが、それが治まったのを見てS先生は私に優しい言葉で、しかし半分笑いながら、
「〇〇(もちろん私の名前)、それはな『つれづれぐさ』と読むんだ」と。
そこでまた生徒たちは大笑いでした。私も状況がやっと分かって苦笑いをしたのです。
前日は遠征で、帰宅してから予習をする習慣なんてありませんでしたから、見たとおりに呼んだのです。
最初に恥ずかしい想いをしましたが、それ以来私はこの徒然草が大好きになりました。書かれている内容が、人の在り方や生き方、考え方を教えてくれたからです。
今になって思えば日本人の道徳観というのか、「儒教」の思想といいますか、そんなものが感じられて、私はこの吉田兼好が好きになりました。
ただ、古典は今でもあまり得意な方ではありませんが、徒然草の日本語訳を全段を購入して、私の生き方の手本にしています。
ちょっと失敗しましたが、お蔭で素晴らしい生き方を手に入れたと思っています。迷ったときには吉田兼好の考え方を参考にしようと思っています。
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