呪術師の弟子 71歳 宮崎県
私はこの40年の間に、全身麻酔による手術を5回も受けている。そしてこの冬、6回目の全身麻酔手術受けることになった。手術そのものは心配はしていないが、別のところで心配事があった。それは5回中4回は、麻酔が醒めてから猛烈な吐き気を催して大変苦しい思いをしていることだ。
それは酒を飲み過ぎて二日酔いになり、吐く苦しさを味わっているのかのようである。だからああいう苦しい思いをしたくなかったので、その事を看護師を通じて麻酔医に何度もお願いした。
直接麻酔医にお願いした時は「はい、分かりました」と言ってくれたのが嬉しかった。だから今回は安心して手術室にはスキップをして入って行ったのだが、目が覚めたらゲーゲー状態、苦しい事この上ない。
吐きながら、「うーん、憎っくき麻酔医め、呪い殺してやる」と考えた。これが治まったら藁人形を作るぞ。ベッドでそう誓ったのである。
「麻酔」には「酔う」が含まれている。酔いで前夜の記憶が無く、醒めても吐き気が襲うのは二日酔いと全く同じで状態である。改めて「麻酔」の字に納得。
こんな狂句がある。『酒の無い 国に行きたい 二日酔い』そういう思いは酒のみにはよく解るが、この句は次のように続く。『だが3日目には 帰りたくなる』。酒飲みの心情ですね。私はこの狂句が人間らしくて大好きである。
入院中のラジオで聞いた話。「過食症」の人は食べては吐くを繰り返すが、吐くと胃酸が一緒に戻るから、その胃酸によって歯のエナメル質が溶けてボロボロになるらしい。繰り返すと危険。酒も同じ、注意が肝心。
手術の翌々日、吐き気を抑える薬は使ったか、麻酔医に確認してもらった。間違いなく入れたが、「体質の問題だろう」と言われたとか。
同じ病院で前回は難なく終えたのに、それを患者の体質のせいにするとは許せない。
う~ん、やっぱり藁人形を作ってやる~。
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